プリーツプリーズはイッセイミヤケのブランド それはギャザーかプリーツか

プリーツプリーズはイッセイミヤケの尖がり具合をよく現している。とにかくプリーツの拘りをつきつめるとプリーツプリーズになるというのは異論の無いところでしょう。プリーツプリーズのボトム系、スカートなどは無粋な男からはギャザースカートとか呼ばれているけれど、よく見てほしい。プリーツプリーズは製法からして違うのだ。従来のプリーツが「布地をプリーツ」するのに対して、イッセイミヤケのプリーツプリーズは「服そのものをプリーツ」してしまうのだ。プリーツプリーズの最大の特徴がここでしょう。つまり縫い目とか生地の重なっているとこととか、とにかく全ての部位でプリーツがかかっている。プリーツプリーズ(プリーツ下さい、してください)とはよく言ったものだ。ここまですればジョークの一種でプリーツプリーズを目の前にしてイッセイミヤケにプリーツして下さいなんて言う人はいないでしょう。

プリーツプリーズ イッセイミヤケ 細身のあなたによく似合う

プリーツプリーズでイッセイミヤケが目指したものはなにか? ファッションは基本的に細身の人に似合うようにできている。だけどプリーツプリーズは別格。プロポーションとして腰位置が低いとか肩位置が低いとかいう人は少し考えたほうがいいかもしれない。プリーツプリーズ自体は芸能人のイメージキャラは使っていない(愛用者は多い)けれど、やっぱそれなりのベースが必要なのだ。三輪明宏がプリーツプリーズを着用している話題があがるけれど、彼の場合は「高さ」があるので多少横幅があってもバランスは取れる。プリーツプリーズを着こなすならば、慎重は165以上、体重は・・・プリーツプリーズのプリーツに聞いてみるとよくわかる。プリーツプリーズがどうしてこんなに注目なのか、それは日本人の体系の変化に原因があるという。確かに女性に限らず平均身長は高くなり、股下は長くなった。幼少からダイエットに気を配り、小尻ブームなども手伝って細身が増えてきたのだからプリーツプリーズが注目されるのもわかる。

プリーツプリーズでイッセイミヤケの努力を見る

プリーツプリーズでイッセイミヤケも結構苦労をした。ファッションの世界は贋作との戦場でもある。プリーツプリーズも例外では無かった。平成11年の東京地裁判決。既に平成4年頃から流通を開始していたイッセイミヤケのプリーツ(プリーツプリーズの前進)ファッションは、この判決で著作物性を認められる事になる。イッセイミヤケのプリーツプリーズからしてみれば、他のブランドは全て「二番煎じ」なのだが、二番煎じにしてはプリーツプリーズと同様の風合いを出したブランドも出てきて、市場で混乱が生じたのだ。
裁断から縫製、プリーツ付けの工程まで、高い精度でコピーされた婦人服がプリーツプリーズの後を追った。それはそれでイッセイミヤケ・プリーツプリーズの格上げ効果もあったのだけれど、いかんせん量が多すぎたために本家が苦言を呈したところから知的財産権の認定訴訟にまで発展したのだ。
プリーツそのものは冒頭の「ギャザーとどこが違うの?」という程度しか市民権認知されていなかった頃から、可能性を信じデザイン展開をしてきたイッセイミヤケに喝采でしょう。

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